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眠れぬ夜の独り言 [Poem]

別の世界の出来事が、音もなく私の背後から忍び寄り
まるでトルネードのように、強い力で私を巻き込んでゆく
逃げることも出来ず…、 立ち向かうこともできない…

私は、私の知らない世界で作られた物語の中にいた。
そこで突きつけられた刃を前にして、私は小さく「何故?」と聞いた。
でも…、誰も答えてはくれない・・・・・
この世界にいる人たちはみな、「君は悪くないよ」と慰めてくれるけど、
でもきっと、これは私が蒔いたタネなのだから・・・
だから…、 ごめんなさい… ごめんなさい… ごめんなさい…
でも…、 私は誰に謝っているの?

数日前のほんの数時間、私はすごく落ち着ける所にいた。
私が私でいられる、たった一つの安らかな居場所。
そこで、心の底に眠っていた幼い頃の記憶が一つ、突如蘇えってきた。
「ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!」
泣きじゃくりながらも必死で謝り続ける、まだ幼い頃の私の姿が不意に、
そして鮮明に私の目の前に現われて、私は胸を強く締め付けられた。
でも…、 あの時、私は誰に謝っていのだろうか…
目の前で手を振り上げているその人に…?
?・・・・・・ いえ・・・・・・
私は…、 私に対して、必死で謝っていたのかも知れないと思った・・・・・

何も手につかない・・・・・
なのに、頭だけが慌ただしく働いている。
でもそれは、ただ無意味な思考が空回りをしているだけ・・・・・

窓の外は大雨・・・  雷もなっている・・・  それがありがたい・・・・・・

一人でいるのに、独りになりたいと思った…  
独りで怯えているのに、もっと孤独になりたいと思った…

これを解決するのはすごく簡単なことだよ!!
いつものように、お気に入りの自分を描いた仮面を着ければいい!
いつものように、理想の私を思い描いた殻を被るだけのこと!
そしてポジティブに、心の底から楽しく微笑むだけのこと!
今までも、そうして生きてきたのだから・・・・・

でも…、  私は誰…?    私はどこにいる…?
本当は、何もかも脱ぎ捨てて、ありのままの私になりたい。
それがどんなに辛い結果を招こうとも、私は私でありたい。 なんて・・・・・
そんな・・・、 出来もしないことを・・・・・

何を、どんなに考えたって、この頭から答えなんて出て来やしない。
だって、私には手の届かない、他人が作った世界のお話しだものね…。

でも、もっと もっと 考えて、疲れ果てるまで無い答えを探し続けて、
そして、孤独に押しつぶされてしまえばいい!!!

私、何を言っているんだろう・・・・・   眠れぬ夜の、ただの戯言・・・・・

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