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2009年2月3日(火) ラージギル ( ジーヴァカの邸宅跡と果樹園跡 ) [アジア]

2555779しつこい物売り達は、バスに乗ってもまだなおバスの窓越しに商売 を続けている。
それどころか、バスが動き出してもその後をバイクや自転車で追っ かけて来た。

霊鷲山のバスプールよりバスで少し走った所の道の右手に、マガ ダ国の医師であったジーヴァカ(耆婆・ぎば)の住居跡と果樹園跡 がある。
ここは、バスの車窓からのみの見学となった。

医師ジーヴァカ・コマーラバッチャは 仏教に深く帰依した人で、お釈迦様や菩薩方の 治療にもあたり、名医・医王と尊称され、アジャセ(阿闍世・アジャータシャトル)王をこの果樹園にてお釈迦様と引き会わせたことでも知られている。

2616376『涅槃経』によると、アジャセが、父ビンビサーラ王を餓死させて王位に就いた時、ジーヴァカは大臣としてアジャセ王に仕えたとされている。
しかしアジャセ王が、母ヴァイデーヒー(韋提希)までも幽閉し、父王同様に殺害せんとすると、ジーヴァカは月光大臣とともにこれを諌めたとされる。
その後アジャセ王は、自ら罪の重大さに気付いて気を病み、同時に身体にできた悪い疱瘡が、どんなに手を尽くしても改善しないことにも悩んでいた。
ジーヴァカは、「これはお釈迦様でなければ治癒できない」と言って、この時、この果樹園に滞在しておられたお釈迦様にアジャセ王をひき会わせたと伝えられる。
そしてアジャセ王は、お釈迦様の教えを聞いて自身の罪を悔い改め、以後、お釈迦様に帰依し、教団を支えたと説かれている。

<S先生の本より追記>
ジーヴァカは、お釈迦様が涅槃に入られた時に脈をとった医師であるとも伝えられている。
また、チューラパンタカ(周利槃特・しゅりはんどく)は、このマンゴー園にて悟りを開かれたと伝えられる。

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