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スリランカ ― ダンブッラ石窟寺院 へ [アジア]

今朝、ネゴンボのHOTELを出発してから車で3時間半、ようやくダンブッラの町に着いた。
ダンブッラ Golden Buddha
賑わうNew Town から 閑散とした Old Town に向けてキャンディ・ロードを行くと、突如として右手にド派手な金ピカのブッダ像が出現する。 これが今から訪問するブンブッラ石窟寺院の Ticket office なのだそうだ。 その名も、Golden Buddha (金色のお釈迦様)! 
しかし・・・、 仏像はともかくとして、どうしてこんな奇妙な建物にしちゃったんだろうねぇ~? 
スリランカ人的思考回路にアッパレ[exclamation]

石窟寺院まではこの裏手から階段を登って行く事が出来るそうだが、これがけっこうキツイらしく、Guideさんの薦めで途中まで車で行くことになったが、後々地図を見てみたら、そうは自慢するほど距離に違いはなかった。

車を降りて森の中にのびる階段を上がっていくと、聞いたこともない動物の声がする。
「アレは何の声?」と尋ねると、「あぁ、リスの声だよ! ほら、そこにいるでしょ!」とディディーさん。
足を止めて茂みの中を見上げると一匹のシマリスが…。 それもすごい甲高い大声で鳴いている…。
「リスってこんな声で鳴くんだぁ~」 と 嬉しい新発見!
他にも、見たことのない奇妙な形態をしたトカゲや、あちらこちらに点在する大きな蟻塚にと、見るもの 聞くもの 興味津々で、歩みの遅いこと、遅いこと(^.^ゞ 一人だけ置いてきぼり…

3382152森の中を抜けると、岩肌に作られた石窟寺院へと続く階段の両脇に植わったプルメリアの並木道に、白い可憐な花がたくさん落ちていた。
スリランカではプルメリアの花をテンプル・フラワーと呼び、仏花として尊重しているのだそうだ。
「へ~ぇ」と、犬のようにクンクンしながら木々を見上げ花の香を嗅ぎながら歩いていると、プルメリア並木の木陰に腰を下して読書をしている老人に声をかけられた。
どうやら、手相占いをしてくれると言っているらしい。


3382153スリランカでは占いが生活の中に入り込んでいて、生まれた時から死ぬ時まで占いによって物事を判断し、国家行事の決定までもが占いに頼っているという一面をもっている。
スリランカでは出生の時に占星術師のところへ赴き‘占星術出生表(ハンダナハ)’なるものを作成してもうそうで、これを元に生涯の運勢や自己の性格までもが決まると信じられている。
しかし、あまりにも都合の悪い占い結果が出た場合は、星の動きは予想外に変化することもあるからと言って再度占いをし直すこともあるようで…(^.^ゞ、いい加減なもんだなぁ~と思うのだが・・・
しかし、笑ってはいけない。 何たって昔はここ日本だって同じように占いによって人生の吉凶や政治までもが左右されていたのだから…
でもねぇ~  少なくとも、「仏教国スリランカ」 と 命題を掲げているのだから、少しくらいは仏教の根幹である‘因果の道理’を説く人がいてもいいのでは? と思ってしまうのだが… いらぬお世話だわね!

ちなみに、このおじさんに手相を占ってもらう料金は、お一人様500円だって!
時間があったら聞いてみたかったな~ぁ、 「私はいつ死ぬの?」って!

車を降りてから10分ほど階段を登ったところにダンブッラ石窟寺院の入口はある。
この寺院があるのは、ジャングルの中にポコンッと聳え立った高さ180mほどのダンブッラ・ロックと呼ばれる岩山の上で、寺院の入口がある山頂付近からは周囲の森林が一望でき、この後行く予定になっているシーギリヤ・ロックも遥か彼方(20km)に望むことが出来た。
観光客というか、参拝客の数はそんなに多くない。 人の数よりも、犬や猿の数の方のがはるかに多い。
しかし、人も 犬も 猿も、み~んな の~んびりと気楽に今生を満喫しているよう見える。 これを羨ましいとは思わないけど、「あなたにとって ‘生きる’ってど~ゆ~こと?」 な~んて 聞いてみたくなった。
ダンブッラ 石窟寺院 山頂

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