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2009紅葉狩り⑤ 井波別院 瑞泉寺 [Travel]

お昼過ぎに山中温泉を出発し、途中、加賀温泉駅近くのお寿司屋さんにて Launch time ! 美味しかった~(^^)v
この後、北陸道で富山入りして瑞泉寺に向かう。 名前だけはよく耳にするけど訪問するのは始めて。 

3294683井波別院・瑞泉寺は、真宗大谷派の別院。
瑞泉寺に向かう県道沿いには幾つもの灯籠が立ち並び、寺院の大きさを感じさせられる。
門前の参道は情緒ある建物で統一され、数多くの井波彫刻の店や作業場が軒を連ねている。
その突き当たりにある井波別院・瑞泉寺の周囲は、城壁のような石垣で囲われており、他の別院とは違う趣があるのと同時に、真宗の時代背景というか、歴史を物語っているようにも見えた。

井波別院・瑞泉寺は、1390年に本願寺五代・綽如(しゃくにょ)上人によって開山。
北陸の浄土真宗信仰の中心として大きな勢力を誇っていたが、1581年、織田信長の北陸方面軍・佐々成政の軍勢に攻め入られて焼き討ちに遭い堂宇を消失。
その後、兵火を逃れて城端北野に一時移ったが、再び井波へ戻って現在の場所に再建。
瑞泉寺を囲う堅牢な石垣は、戦国時代における越中一向一揆の拠点となった寺の歴史を今に残すもので、苔むしたその石の一つ一つに、「寺は…、門徒は…、いったい何を守ろうとしたのか…」 と 問いかけたくなるような、そんな思いに駆られた…。

現在の本堂は、1885(M18)年に再建されたもので、真宗木造建築の寺院としては、北陸随一の大きさを誇る。 また本堂横に凛と建ち並ぶ太子堂は、1918(T7)年に再建されたもので、両建物に施された彫刻は、木彫刻工業が盛んな南砺・井波の職人によって飾られたもの。
それぞれに全部違った彫刻が施され、しかも繊細。 その一つ一つが、彫刻師の作品である。

3294684現在、本堂は修復工事中で、景観はすこぶる悪い。
しかも、別院でありながら入場料が必要というのも初耳。
だけど、畳を剥がされた本堂と言うのは、こんな時にしか見ることができない。
ってことで、チョットだけLUCKY~!(^^)v

でもね、宝物殿といわれる小さな建物に行ってみると、入口にいた女性に「せっかくだから見てって!」と呼び込みをされた上に別に入場料を請求され、「御懇志で!」と言われたそのテーブルの上には、まるで売り物のように千円札が扇状に幾つも飾られていた…。 悪趣味だな~ぁ!

私たちが訪問したのは24日、 ちょうど月の定例法座の日。 
少しだけ太子堂の外で聴聞させていただいたが、蓮如上人の『御文(章)』を元に、蓮如さまのお心をお話しくださっていた。 「あぁ、こ~ゆ~お話しをしてくださるお寺さんもいるのだ」と、ちょっとだけ嬉しくなった。

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