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報恩講法座 の (前) と (後) [随筆日記]

今日もたくさんの御法縁に恵まれて書きたいことは山とあるが、まぁ~、追々とUPしていくことにして…、ちょっと昔(1週間ほど前)の出来事を振り返ってみる。 本当は昨日書きたかったんだけどね…(^.^ゞ

昨日 1月16日は、親鸞聖人の御命日(新暦換算)であり、西本願寺の本山では、一週間に渡って営まれた「御正忌報恩講」の結願(最終日)の法要が催された。
15日の夕刻より16日の朝方にかけて夜通しの通夜布教と、16日の晨朝であげられる真譜での『正信偈』のお勤めには一度参加してみたいなぁ~ とは思ったけれども、別件でのスケジュールが入っていたので京都まで行くことが出来ずに残念!
しかし今年は初めて西本願寺本山での報恩講初日の法要には参加させていただくことができた。

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1月9日のお昼過ぎ、修復を終えたばかりの御影堂へ行くと既に千人近くの門徒が座していて歯抜けてはいるけれどほぼ満座に近い状態。
そんな中、中央後方部の一角がポッカリと大きく空いていたので、「あら♪ 私の席が用意されているわ!(^^)v」 とばかりにその特等席を陣取って御親開(御真影が安置されている厨子の開扉)の時を待つ。
そして、二時少し前に御門主により厨子の扉が開かれ、いよいよ逮夜法要が始まった。
雅楽の大合奏は随分とギコチのないもので質よりも数で勝負(?)といった感じ(^.^;)だったけど、この後、たくさんの僧侶であげた『念仏正信偈』の大合唱はすごく心地がよくって、私も一緒に声をあげておつとめをさせていただいた。 が、しかし…、ほとんどの門徒さんたちはまるで他人事…! 
「よそ事を考えながらボ~ッと聞き流しているだけではもったいないじゃない!」 といらぬおせっかいを焼きながら、「たとえ意味がわからなくてもおつとめに参加している私は偉い!」なんて自惚れて、親鸞さまの御心ここにあらず…なれどもおつとめに参加をさせていただいた。

この後、改悔批判、御絵伝解説、常例布教と続いていくのだが、体調が思わしくなかったので大事をとってHOTELへ引き上げることにした。 う゛ぅ゛… ついてない…!
ここ4,5日前からほとんど眠れていなかったので身体が変な不調を訴えていたし、翌日からの報恩講さんで世話人の私がダウンするわけにはいかない!と思って、Knさんたちが誘ってくださった飲み会にも泣く泣く不参加を表明し、一人ベッドへと潜り込んだ。  
本当は、メチャメチャ行きたかったのに…(^∧^) 残念…無念…であった…

でも、その甲斐あってか、このあと二日間に渡った会の報恩講さんは、元気に乗り切ることが出来たかなo(^^)o

そして、なんとか無事に終えることの出来た報恩講法座の帰り道のこと。
UDさん、YTさんと共に近鉄の駅に向かうと、数分前にバイバイってしたFHさんとOIさんがホームにいて、一緒にアメリカから参加されたKSさんもホームにおられた。
どうやら今まで事務所のMKさんと話しこんでいてこの時間の帰宅となり、偶然にも同じ列車に乗り合わせることになったようで、KSさんとは法座では一度もお話しをする機会がなかったのだが、ここで二言三言お話しをさせていただくご縁をいただいた。

そこでビックリしたのは、KSさんから、「なっちゃんって、BLOGのなっちゃんですよね!」って言われたこと。
「へっ ヽ(@o@;)ノ なんで???」  
私のBLOGを読んでいること自体大きな驚きなのに、何でBLOGのなっちゃんと私とが結びついたの?! って、すっごく ビックリした!!!
そしてこの時、この路線ではいまだかつて経験したことのない事態が起こった。
乗車した列車が動き出したと思ったら、次の駅に着く手前で止まってしまったのだ。
それも 2,3分の話しではない。 停車理由もわからないまま 2,30分も止まったまんま車内に缶詰となり…(^.^ゞ しかし、このおかげて本来ならば5分ほどしかお話しできなかったところを、随分と長い間お話しをさせていただける結果となった。

この間、いろいろと聞かせていただいたこともとても楽しかったけど、後にKSさんよりいただいたメールで、「前の会を辞めてこちらへ来ようとしたものの、どうしてもこの会への不審がぬぐえずにあと一歩が踏み出せないでいた時、偶然見つけたなっちゃんのBLOGを読んで、まじめに自分と向き合い仏法を求める姿に、この会に対する不審も溶けて今回参加することができた」と言ってくださり…、 
私は、こんな恥さらしの自分のせいでこの会に迷惑がかかってはいけないと思って今まで一度も会の名前を出したことはなかったし、それに、なっちゃんなんて名前、ありふれているし、ホントに ホントに 今回の不思議な出会いにはビックリしたけど、でも、とても嬉しく思った。
しかし…(^.^ゞ、 仏法を求めているとは とても とても 言い難い、ただ醜態をさらしているだけのBLOGなので、とっても恥ずかしいとも思った…(;^-^)ゞ

京都駅でKSさんとはお別れをして、残りの五人でJR線に乗り換える。
そして、OIさんが最初に下車され、次にFHさんが列車を降りられ、乗り継ぎの駅ではUDさんともバイバイをして、最後にYTさんを見送ると、残るは私一人になった。
「あぁ・・・ 一人ぼっちや・・・」 と、小さく呟きながら様々な思いを 独り かみしめた。
この寂しさが悲しくもあり…、 また嬉しくもあり…、   
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