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高山報恩講  Part Ⅰ [法座・座談]

高山支部報恩講法座の前夜、全然眠れなかった…。 
旅行や試験、何か行事のある前の日になかなか寝付けないと言うのはいつものことだけど…、でもこの夜は、いつも御法座の前に感じる漠然とした緊張感で寝付けないというのではなく、前々からあった一つの疑問に強く心が縛られていて眠れないという感じ…。
結局、一睡も出来ぬままに夜を過ごし、明け方近くには眠ることをあきらめて書斎のデスクに無気力に倒れ掛かりながらメールを打つ…。

   「‘親の愛’って…、どんな愛なんですか…?」

まだ夜も明けぬ早朝だというのに、父のように慕うYuさんからはすぐに返事が届いた。

   「無条件の愛… 何の条件も見返りも望まない 一方的な愛…」

それがどんな愛なのかはわからないけど、ただ涙がこぼれ落ちて、私は声を押し殺しながら泣いた…。

夜が明けて、小雨の降る中、高速バスで高山へと向かう。
いつもと同じ…、 周囲の人たちを必要以上に気にしながら、これに伴って出てくる自身の醜い心から目を背け、自分の世界へと潜り込む・・・
ただ、ここ最近、自分の思いとは全く別のところで、、、、、 何て言うかなぁ~…、温かな幸せに包まれている感じ…?  う~ん…、、、、、、 何て言うかなぁ~…?  ただ、情緒が安定しているだけなのかも…?!
あぁ、そ~言えば最近は薬のお世話になっていないなぁ  な~んてことを考えている内に高山に到着。

3407204高山駅でHRちゃんと待ち合わせをして、今年は二人で高山の古い町並みの散策に出かける。
あいにくの雨模様で思うように食べ歩きが出来なかったのは残念だけど、ランチはいつものお店でいつものメニュー「うっしっし丼」を美味しくいただく。
この後、YMさんと合流して、今度は甘味処で別腹を満たしてからAKちゃんとも合流。
この時既に、Ttuさん、TMさんとの約束の時間を1時間もオーバーしていたので、内心ではすごく焦っていたけど、お二人の優しさに甘えて心の中で「ごめんなさい」と頭を下げながら、F家には3時過ぎに到着した。
案の定、既に準備はすっかり整っており、「なっちゃん、遅~い!」との温かかいお叱りとおいしいヨモギ餅をいただきながら、ぬっくいお部屋で時を過ごす。

今回は、“報恩講”と言うことでいつもより早めに集合して『正信偈』のお勤めの後にお斎をいただく。
これがとても美味しくて、報恩講さんの意義より何よりも、長いお勤めを我慢すれば楽しいお斎が待っている~♪ ってことに気持ちはすっかり奪われてしまう…(^.^ゞ
あ~ぁ… こうして御法座に出させていただいても、御法は二の次、三の次…、 何やってんだか、私…

“報恩講”は、親鸞さまの報恩謝徳のために聖人のご命日(旧暦・11月28日/新暦・1月16日)の前後に営まれる御法要である。
“報恩講”の「講」とは、「あきらかにする」という意味があるのだとS先生に教えていただいた。
つまり、親鸞さまの御恩徳の深いことをあきらかにさせていただき、その御恩徳に報いていくというのが報恩講さまの行事であり、浄土真宗では一番大事な行事なのだとお話しいただいた。

でも、私にはその御恩徳がどのようなものであるのかわからないので教えていただかなくてはならない。
御恩徳を知るということを 「知恩」というのだそうだ。
その御恩を知るにはお聞かせにあずからねば知り得ることは出来ず、聞くことがそのまま御恩徳を知ることになって、これを感じることができる、 これを 「感恩」というのだそうだ。
そして感じることが出来るからこそ報恩謝徳の思いが出てくる。
この順番を間違えると、「どうして私は報謝の念仏が出てこないのか」とか、「どうしたら感じられるようになるか」などと問題を誤って自己問答に陥ってしまう…。
でもそ~じゃなくて、まずは、ど~いう御恩徳があるのかを教えていただく、お聞かせいただかなくてはならない。
私の上にお念仏が届いてくるまでの親鸞さまの様々なご方便・ご教化のあったことを教えていただき、そのご苦労の一端をお聞かせにあずかって、改めて称名念仏をさせていただくというのが報恩講さまの元々の意味であるとお話しいただいた。

3407205しかし…、やはり目の前に美味しそうなものを並べられると、食前の挨拶も口先の裃(かみしも)で、欲を満たすことばかりに心は占領されてしまう愚かな凡夫なのである… (^.^ゞ

さて、お勤め→お斎 と続き、初回の御法話が始まった。 
(御法話については、後日UPすることにして・・・(^-^;)
御法話→全体座談会 の後は、これまた楽しみにしていた懇親会v(^^*)

前回の高山支部法座では裏方の仕事が慌ただしかったことにプラスして、私が人前で自分を出すことの苦手な性分であるが故に、座談会でも懇親会でも、兄と慕うKnさんとは‘今’のところがすれ違ってしまって、私にとってはとても辛い御法座となってしまったが、今回は、ず~~~っとKnさんが私の傍らにいてくださって、たくさんお話しを聞かせていただき、たくさんお話しをすることができたので、とてもリラックスした気持ちで過ごすことが出来た。
そんな訳で、懇親会がお開きになったのは深夜の3時。 またまた最終組みだ!(^.^ゞ
あぁ・・・  昨日もほとんど寝ていないし・・・ 明日(正確には今日だけど…)の法座、ちゃんと起きていられるかなぁ~ σ(^_^;)?

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