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スリランカ ― ダンブッラ から シーギリヤ へ [アジア]

ダンブッラの猿たちダンブッラ石窟寺院の見学を終えてGateから出てくると、岩の窪地に出来た溜め池で、猿たちが遊泳をしながら楽しんでいた。
日本では猿が温泉に入る光景を、実際に見たことのない人でも一度はポスターなどの写真で目にしているだろうから、「猿は水嫌い」だと思っている人は少ないだろう。
しかしスリランカの人たちは、「猿が池に飛び込むなんて! 猿が泳げるなんて!」などと口にしながら、人だかりを作って珍しそうにその光景を眺めていた。

ダンブッラ・ロック、正式には 「ランギリ(Ran Giri/「黄金の輝き」と言う意味)」という名の岩山だが、岩山と言っても所々に草地もあって木々も生え、随所にこのような天然の溜め池も出来ている。
前項のBLOGにも記したが、「ダンブッラ(Dambulla/「水の湧き出る岩」という意味)」という名の由来ともなった第2窟の天井より ポトリ ポトリと 落ちる水・・・ あれはどう見たって岩上の溜め池から岩の隙間を伝って滴り落ちて来た雨水だろう~(^.^ゞ 
もしかしなくても、その“聖水”と呼ばれる水の出元となっている溜め池にだって、猿たちは遠慮することなく遊泳を楽しんでいるだろうに・・・  これが万病治癒の薬だなんて・・・  これがお釈迦さまの法力だなんて・・・  説法も修行もないのにこれを仏教と言っているなんて・・・ と、 「なんて…、なんて…」を頭の中で繰り返しながらダンブッラ石窟寺院を後にした。

3388050再びダンブッラの町を抜けて車は更に北西に向かって進む。 (写真は、ダンブッラ New Town の風景。)
中央右手の青や赤い色をした乗物、日本ではトゥクトゥク(タイ語)という名で知られているオートリクシャ、こちらではスリーウィーラーといって庶民の足となっている、いわゆるスリランカのタクシーである。

町を出るとすぐに、椰子畑、マンゴー畑、カシューナッツ畑と続き、手入れされた林の中を快適ドライブ!
ダンブッラ から シーギリヤ までは車で1時間弱の距離、途中でLaunch time をとる予定だ。

さて、車内にて、この後に行くシーギリヤ・ロックの見学を終えてからのスケジュールの打ち合わせ。
何たってスリランカの滞在日数は正味たったの三日間。 どう効率よく周ったとしても、見たい所、行きたい場所を全部巡るのはとても不可能なので選択摂取しなければならない。
本当は、アヌラーダプラにはメチャ行きたい! が、しかし、これを選べば一日がかりになるので他に捨てなければならないものが多過ぎる…。  仕方がないので泣く泣くあきらめて効率よく近場を周遊することにしたが、今度は、仏跡地か、世界遺産か、Guideお奨めのサファリか…、というところでまた迷い、とりあえずはディディー推奨のスリランカ・サファリについて少し触れておこう。

紀元前3世紀、世界で最初に自然保護区が設けられたがここスリランカであり、現在も国土面積の約1割が国立公園や自然保護区に指定されている野性の王国でもあるスリランカ。
その数、哺乳類の種類だけでも90種におよび、鳥類は482種で、その内スリランカのみに存在する鳥類だけでも33種を数えるという。 スリランカの国土面積が北海道よりも小さいということを考えると、本当に自然豊かな国であることが伺える。
また、爬虫類の数も分別不可能とまで言われ、昆虫に至っては無数…という回答。 ちなみに、私の苦手な蝶々の種類だけで250種、そして大嫌いな蚊は、139種も生存しているという恐ろしき実態に、少しだけスリランカが嫌いになった・・・(^.^ゞ
余談だが、花の数も多くて3,350品種もあるそうで、中でも蘭の種類は170種あり、その内74種が固有種なのだそうだ。

3388051さて、スリランカで動物と言えば、一番初めに思い浮かぶのはゾウだろう…。
森林伐採により年々その数は減少傾向にあるものの、現在でも2,000頭近くの象がいるという。
荷物の運搬や移動手段として昔は重宝がられていた象も、今ではそのほとんどが自然保護区内で生活し、人々の生活にかかわることも少なくなったが、その昔スリランカに居たと言う白いセイロン象は、神の化身として神聖視され崇められていたそうだ。
旅行中に一番目にする回数の多かった動物は犬と猿で、人間社会にすっかり融け込み共存していた。
また、マングースや、鹿、それからオオトカゲなども時折目にすることが出来た。 その他には、ワニや、クマと出会える可能性も低くはないらしいが…(^.^;)、 それ以上に会いたくないのは、ジャッカルや、ヒョウだわね!!

さてさて、時刻はもうすぐ13時! そろそろお腹も空いてきたのでここらで Launch time !
今日は、シーギリヤの「スサンタレストラン」にて、Buffet Style の昼食をいただくことになった。

3388052ジャングルの中の OPEN Style の Restaurant で スリランカ料理をいただくなんてお洒落でしょ? な~んて、悠長なことは言っていられなくなった!
Restaurantに到着して席に着いたところで、いきなりのスコール(豪雨)に見舞われ…(^.^ゞ、  まぁ~、OPEN Style と言っても屋根はついているので 中央寄りのテーブルならば濡れる心配はないけれど…、 でも、食事中のBGMが、土砂降りの雨の音と、地響きのするカミナリの音って~のは、なかなか落ち着いて食べられるもんじゃないが、でもそれなりにこの状況を楽しみながらいただくことができた。 

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