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「無常」の先の「後生」 [随筆日記]

先日、若かりし日の思い出話しをする機会があって、なんとなく昔のアルバムを開く気になった。
15年前の私。
こんな写真を見ていると、「やっぱり若いっていいな~ぁ」、なんて、ババくさいことをツイツイ、口にしてしまう。

最近では、写真は撮る一方で、被写体になることはめったにないが、結婚する前にお付き合いをしていた彼がカメラを趣味にしていたので、あの頃の週末デートはカメラを車に乗せてあちらこちらへ連れて行ってもらっては被写体となっていた。
思い出の写真。 懐かしいな~ぁ。

フッと思う。
15年先の私は、どうなっているのかな~ぁ…、と。
生きていればもちろん老けたおばさんになっているだろうけど、死んでいたら・・・・・

仏法と出遇うまでは、それなりに老後の私を思い描くことも出来たが、最近では一年先の未来も薄暗い感じが漂う。
しかし仏法では、「一息、一息が後生(死)と触れ合っていて、一寸先は闇」と教えられる。
残念ながら、そうは思えない・・・・・
少なくとも、明日の私は生きていると安易に想像ができる。
明日になれば、また明日の生きている私を思い描き、結局、想像の世界では、きり無く生き続ける私…
頭では、次の瞬間に心臓発作で死ぬかもしれない! 大地震が起きて死ぬかもしれない! な~んて想像しても、やっぱり本心が伴わない…

それが肝心!
なのに、それが欠けている私…。

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