SSブログ

2009年2月9日(月) カトマンズ事情 [アジア]

ボダナート・ストゥーパの見学を終え、昼食の為にHotelへ戻る。 
Hotelまでの30分の道すがら見た街はますます活気に満ち、人や車やオートバイで溢れかえっていた。
特に目に付いたのは、電線だらけの街の景観であった。 
ネパールの電力不足は年々ひどくなる一方で、現在は週に108時間も停電していて、送電されるのは日中の4時間と深夜の4時間の二回だけだという。
お金持ちは自家発電気を設置できるが、多くの人々が電気に頼らない生活を今も続けている。

2619353ネパールはブラジルに継いで世界第二位の水資源を誇っていて、電力は水力発電に頼っているが、毎年乾季には水が不足する上に、近年の温暖化も影響して電力不足はますます深刻化しているという。
また、水力発電所建設は諸外国任せ(特に日本)という現状と、せっかく作ってもらった発電施設も管理不足で壊れたままの状態であり… 、その上、首都カトマンズに国民が集りすぎて電力がまかなえないのだそうだ。

確かに、街の電線はとても電気が通っているようには見えないほどに古びてゴチャゴチャに絡まっている。

そういえば、こんなニュースがあった。
2008年6月、共和制移行に伴い王位を剥奪されたネパールのギャネンドラ元国王は首都カトマンズのナラヤンヒティ王宮から退去させられたのだが、10月になってネパールの国営電力会社が、ギャネンドラ元国王と親族らが所有していた22カ所の宮殿や別荘などで使用された2006年以降の電気代を、未払い金として元国王に請求したそうだ。
その額、なんと114万ドル(約1億1000万円)!  さすが王様!!  
でも、ちゃんと支払えたのかな~ぁ? (いらぬ心配^_^;)

Hotel前にバスが到着し、昼食会場に向かう前に、TourConductorの拓郎さんから6名の名前があげられ、バス車内に残るようにと指示された。
私とMRさん、それからSDさんペアーと、IEさんペアーの6名だった。
予想通り客室Changeのことだったが、私とMRさんは昨日の内に申し出ていたので、交換してもらう部屋は用意されていたが、それ以外には一部屋しかChangeできないとのことだった。
昨夜私たちからの苦情を受けた拓郎さんが、今朝、私たちの並びの部屋に泊まった他のMemberに確認したところ、私たちの隣の部屋(自家発電機のまん前の部屋)に泊まったSDさんペアーと、そこから十数室も飛び越えたIEさんペアーも発電機の音が気になったと申し出た。
しかし、部屋があと一部屋しか空いていないので、3組で話し合って決めてほしいと拓郎さんから言われたのだが、話し合いはSDさんペアーが辞退してくれたことですぐに決着がついた。
だけど私はこの結果に一人納得がいかなかった。
MRさんは、私たちが言い出しっぺなのだから私たちが身を引くことじゃないと言い、それには私も同じ思いをもっていたが、部屋の位置から考えれば、当然SDさんペアーが優先されるべきではないかと思ったので、IEさんに、「SDさんたちのお部屋は、ホントに発電機のまん前なので音も臭いもすごいんですよ!」と言ったのだけど、「そうなのよ~、私たちの部屋もうるさかったのよ~」と、返されてしまった。

それから私たち4人は理由もわからないまま、ただHotelのロビーで待機させられて、15分ほどたった頃シビレをきらせたIEさんが、食堂へ行ったっきり帰ってこない拓郎さんを呼びに行った。
そしてIEさんと戻ってきた拓郎さんに、「それじゃ~食事に行ってもらってもいいです」と言われた時には、内心、「じゃ~、この20分間の待ちぼうけはいったい何だったのよ~?!」と、言ってやりたい位の怒りの言葉をグッと飲み込んだ。
「きっと忘れられてたんだ! IEさんが呼びに行かなかったら、食いっぱぐれてたに違いない!」などと思うと腹立たしかった! 
だって、Launchぬいたらお腹空くじゃん[もうやだ~(悲しい顔)]! 食べ物の恨みは恐ろしいんだからね~[ちっ(怒った顔)]!!)
レストランに行くと、Buffetのパスタもサラダも空っぽで、残り少ないメニューを漁るようにしてお皿に盛った。  
みんながデザートを食べている頃に私とMRさんがようやくテーブルにつくと、事情を知らない他のMemberが通りすがりに、「まだ食べるの?!」などと声をかけてくるのだが、イライラの後で空腹状態だった私は、腹が立つというよりも何だか無性に泣きたくなった・・・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

Launchを済ませて新しい部屋の鍵を受け取って部屋に行くと、まだ部屋の準備が整っておらず、しばらくの間待たされた。
新しい部屋はエアコンが壊れていた他には特に異常もなく、私とMRさんは午後の出発時間までの40分間を、持参したインスタントコーヒーを飲みながらのんびりと過ごした。

このHotel(カトマンズ ホテル・アンナプルナ)、あるサイトでは☆☆☆☆をつけているが、部屋も、従業員も、ホテル側の対応も非常~に悪く、この10日間で一番最低なHotelであると私はランク付けた。

nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。