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自分の考えが一番上等? [心]

親友のKちゃんに、前々から相談されていたことが、解決したかと思いきや、かえって大きな問題となってしまった。
Kちゃんからの相談は、「家庭法座を開いて、どなたかの先生に御説法をお願いしたいのだけど、どうしたらいい?」というものだった。
私は、家庭法座について、別の親友からある程度の情報を集めてKちゃんに伝えた。
あとは、Kちゃんから直接本部に電話して、こちらの希望を伝えた上で、先生のスケジュールを伺って、それから次の段取りを決めましょうと言うことになった。
しかし、一ヶ月、二ヶ月を過ぎても、Kちゃんはなかなか本部に電話をしない。
なのに毎回、電話や会う度に「家庭法座、家庭法座」と口にする。
どうやら自分の家庭環境と、心の準備が整わないことを理由にしているようだ。
私は、「今から申し込んだって、先生のスケジュールは一年先までギッシリ埋まってるんだから、とっとと電話をしないと予約が取れないよ!」とKちゃんを急かした。
そして先週、やっとKちゃんは本部に家庭法座の相談と希望を伝えたそうだ。

そして今日…
本部からの回答が届かないことにシビレを切らしたKちゃんは、自ら本部へ催促の電話をしたそうだ。
その回答が、「〇月〇日に、会長先生が伺うことになりました」とのことだった。
Kちゃんは大喜びである。
さっそく私に電話をかけてきたKちゃんは、「あこがれの会長先生が我が家に来て御説法して下さることになったの~!」と大はしゃぎであった。
でも、その日は、所属している支部の法座が、別のお寺で開催されることになっていた。
私はKちゃんに、「〇月〇日は支部の法座がある日でしょ?! 本部は知らないかも知れないけど、Kちゃんは知っていながら、何でその日にしちゃったの?」と聞いた。
Kちゃんは、「あっ、忘れたて…」と答えた。
私はKちゃんに、「すぐに、家庭法座の日にちの変更を本部に連絡して相談した方のがいいよ」と提言したのだが、
Kちゃんは、「せっかく会長先生が来てくれることになったのに、もし、日にちの変更の電話をして、会長先生が来てくれなくなったらイヤだもん、絶対に連絡なんかしない!」と言い張った。
私が何を言ってもKちゃんは、「私には、日にち変更の電話なんか出来ない!」の一点張りで、一向に埒が明かないので、私はKちゃんに、「支部長に電話をして、支部長の意見を仰ぐように」と言って電話を切った。

夕方、再びKちゃんから電話があった。
Kちゃんは、「今、支部長さんと連絡がついて、支部長さんも他の人を誘って、我が家の家庭法座に来てくれることになった」と言った。
私は驚いてしまった。
支部を運営して取りまとめるべき立場の支部長が、既に、ずっと以前から予定をしていた支部の月例法座をそっちのけで、会長先生が来ると言う家庭法座の方に自らが出席をするとは・・・・・、 何故? と思った。
Kちゃんが支部長に、どのように伝えたのかは定かでないが、Kちゃんは、会長先生が来てくれることになった家庭法座の日が、支部の月例法座と同日になってしまったことは伏せて(知らないふりをして)、話しをしたと言っていた。
支部長は、とても尊敬できる人、私の理想の、姉のような人である。
その支部長が、自らの支部をかき乱すようなことをするとは思えない・・・
もしかして、〇月〇日の支部の月例法座が、先方のお寺の都合でキャンセルになったのかも…、と思い、その法座の企画・交渉をした前支部長であるKu氏に電話をして確認をしてみた。
しかしKu氏は、「〇月〇日の月例法座は、予定通り〇〇寺で行うし、先方の〇〇寺にも、そのつもり準備をしてもらっている。
支部長もこれを承知しているハズなのにどうして・・・・」と怪訝そうであった。
私はKu氏との電話を切って、すぐにKちゃんに、「〇月〇日の定例法座は、予定通り〇〇寺で行いますので、家庭法座を開かれるのなら、支部とは別でやって下さい」というKu氏の意向を伝えた。

しかしそれでもKちゃんは、「支部のMさんと、Kさんと、Iさんと、Oさんと、・・・・・は、絶対に家に来て欲しいの」という。
Kちゃんが名前を挙げた人は、支部の幹部を担う面々である。
この人たちがゴソッと抜けてしまったら、支部の法座は成り立たなくなってしまう。
そのことを知っていながらKちゃんは、なんやかんやと自分に都合の良い理屈をつけて、自分の希望を一歩も譲ろうとしない。
全くもって、腹の立つ話しである。
私はKちゃんに言った。
「もしも、Kちゃん家の家庭法座の方が先に決まっていたとして、それを間近になっていきなり私が、家でも法座をやるからみんなこっちにおいでと引き連れて行ってしまったら、Kちゃんはどう思う? いい気持ちする?
それに、定例法座か、家庭法座か、どちらかを選べと言われた支部の人たちだって、みんな気持ちよく法座に参加できなくなっちゃうんじゃないの?
第一、恩だとか義理だとか、Kちゃんが言っていることのすべては、どんなにきれいな理由を並べ立てとりつくろったところで、「自分が一番大事」・「自分が一番正しい」・「自分のすることが一番上等」等々、“欲”丸出しの醜い言葉にしか聞こえないよ!」
と言ったのだが、それでもKちゃんは、自分の願望を一つも曲げようとしない。
挙句の果てには、「もっとわかってくれる、別の人に相談する」と言って電話を切ってしまった。

残念であった・・・・・

私にもへそ曲がりの仁義はあるので、〇月〇日、私は定例法座の方に参加するつもりだ。




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