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旅愁(犬童玉渓) [歌詞]

旅愁   作詞:犬童玉渓 ・ 原曲:ジョン・P・オードウェイ

     一, 更けゆく秋の夜 旅の空の
        わびしき思ひに ひとりなやむ
        恋しやふるさと なつかし父母
        夢にもたどるは 故郷(さと)の家路
        更けゆく秋の夜 旅の空の
        わびしき思ひに ひとりなやむ

     二, 窓うつ嵐に 夢もやぶれ
        遥けき彼方に こころ迷ふ
        恋しやふるさと なつかし父母
        思ひに浮かぶは 杜(もり)の梢(こずえ)
        窓うつ嵐に 夢もやぶれ
        遥けき彼方に こころ迷ふ

私、童謡とか唱歌が好きなんです。
物心もつかぬ頃より母の歌声で育ち、三歳の時には東京子ども音楽クラブより毎月送られて来るレコードで幾つもの歌を覚えて、ピアノのレッスンと、お琴のレッスンを始めた頃には、洋楽から和楽までいろいろな曲と出会う環境に恵まれていました。

何か秋の歌を思い出そうかなぁ~として、フッと鼻で歌い始めたのがこの曲でした。
でも私は・・・、「なつかし父」のところがどうしても引っかかってしまい、この歌を好きにはなれないのです。
それに、秋の空をわびしいとは思わないし、故郷の家路を恋しいとも思いません。

ただ、時空を越えた父母の懐を恋しく思う気持ちは、痛いほどに切なくて…、悩ましく…、わびしき思いに一人孤独に苦悩したり、遥か彼方に寄せる想いに心の迷う毎日です。  南無阿弥陀仏

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