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吉野山 [和歌]

1594年の4月17日は、豊臣秀吉が、徳川家康、前田利家、伊達政宗ら武将をはじめとして、茶人や歌人ら総勢五千人を引き連れて吉野山へ入山し、吉水神社を本陣として盛大な桜見物催した日であると記録されております。 その花見の宴の絢爛豪華な様子は、吉水神社の「豊太閤吉野花見図屏風」に描かれているそうです。 (吉水神社公式HPより写真をお借りしました。)

吉水神社公式HPより『豊太閤吉野花見図屏風』.jpg

この時、主な武将らが詠んだお歌です。

   とし月を 心にかけし吉野山  花の盛りを 今日見つるかな  (豊臣秀吉)

   いつかはと 思ひ入りにし み吉野の  吉野の花を 今日こそは見れ  (豊臣秀次)

   君が代は 千年の春も 吉野山  花にちぎりの 限りあらじな  (徳川家康)

   千早振る 神の恵みに かなひてぞ  今日み吉野の 花を見るかな  (前田利家)

   君がため 吉野の山の まきの葉の  常磐に花も 色やそはまし  (伊達政宗)

私は吉野山がとても好きで、大学の頃より毎年一度は通うようにして行っておりました。
桜の花は大好きですが、吉野へ行くのは桜の季節に限定したことではありません。
ただ、懐かしく想う時にフッと行きたくなるのです。 そして引き込まれるようにお山の中へ入って行くのですが、何故かいつも事情というものが発生して、なかなか奥山まで分け入って行くことが出来ないのです。
でも今年も、この桜の季節が終わり、人気の少なくなった頃にまた行きたいと思います。

近年は、奈良までは時々行くのですが、吉野山にはなかなか寄ることが出来ませんでした。
でも、二年前には、散り桜の季節に行くことが出来、去年は新緑の頃に行くことが出来ました。
とても楽しかったです。 懐かしい想い出と言うより、つい先日のことのように想い出されます。

            故郷に 呼ばれ懐かし 吉野山  何を探して 我はさ迷う

2009.4  吉野・下千本.JPG


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