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出遇い 井上さんと Café Bar [法座・座談]

夕方の4時、新大阪駅からシャトルバスに乗って向かった先は、ゆめっせ新大阪センイシティーという繊維卸問屋街。
Yuさんがお仕事の電話をアチコチヘしている間、一人でセンイシティー内を Window shopping !
新大阪センイシティーは、1号館・2号館には100数十店舗もの繊維を中心とた衣料品や装飾品などのShopが軒を連ねたShopping Mallで、3号館には家電量販店などが入った複合商業施設。
この日はなかなか落ち着いて散策は出来なかったけど、また機会があればゆっくりと歩きたいな♪

さて、Yuさんと再び合流していよいよ井上さんとおっしゃるYuさんのお師匠さまのお店へ! 
Yuさんも少し緊張しているのかな? 口数が少ない。 
私もお店の前に着くと、今までのワクワクとした気持ちから、ドキドキとした緊張感へと一転…!
今にして思えばすごく無駄なことをしていたと思うけど、この時は、第一印象には特に気を付けなくっちゃ! な~んて外見に計らっている自分が居て…、 でもこれが後になってチャンチャラ笑えてくるほど無意味なことだったんだって知らされることになる…。

初めてお目にかかった井上さんは、想像した以上のロマンスグレーでとっても優しそうなおじ様。
店頭で短い挨拶を交わした後、井上さんはお店番の人に、「30分ほど出かけてくるから」と言いおいて、私たちを近くのカフェバーに案内してくださった。
「Yuさんと井上さんは、このたったの30分間にどんなお話しをされるんだろう…」、な~んて思いながらShopの席に着くと、それと同時に井上さんの優しい瞳は私に向けられ、そして井上さんから私への矢継ぎ早の質問が始まった。
正直ビックリした!  私は井上さんとYuさんのお話しを傍らで聞かせていただくだけのつもりでいたから、こんなにも自分が何かを語ることになろうとは、全く予期していなかった…!

最初に聞かれたのは母のことだった。
「なっちゃんにとって、お母さんは何?」  
自分からは、必要に応じて母のこと、また仏法との出遇いのことなどを、話すことはあっても、こんなにもダイレクトに質問されたのは初めてのことだった…。

そして一つ答えれば、すぐにその答えに対する質問が返って来て…、これを答えたら、またその答えに対する質問が返って来る…。 そして、次、次、次 ・・・ と、答える度にその答えに対する問いかけをされて、私はどんどん答えに詰まって行った…。

つまり、私は私のことを何もわかってはいなかった…、私は私のことをちゃんと考えたことなどなかった…、 ということを自身にハッキリと知らされた…。
モノ事の表面だけを剥き取ってわかったつもりになっていただけで…、 また、自分にとって都合の良い答えのところに居座っていただけで…、 自分の深層部の存在を知ってか知らずかわからないけど、これを今まで無視していたんだ…、ということ…
これを教えていただき痛感させられた・・・・・。

母のことに関する自己の掘り下げに詰まってしまった私に投げかけられた次の質問は、今まさに、私の心を強く締め付けていたポイントに直撃だった…。
許せない自分・・・ 
「なっちゃんが嫌悪している自分って具体的にどんな自分?」
次々に繰り出される井上さんからの止めどもない質問によって、私の中の様々な計らい心がポロポロと剥がれ落ちて行き、考能力も停止する。
そして最終的にポツリと残ったものが私の地金の一部…?
本心の蔵につながる鍵穴のようなものが見えたような気がした…。

この時の井上さんのお話しは、私にはわからないことが多かった。 と言うより、区別がつかなかった…、と言った方のが近いのかもしれない…?
ただ…、 井上さんには、きっと私の知らない私がたくさん見えていて、そこのところでお話しをされているんだろうな~って感じた。

当初予定していた時間の30分は当に回っていて、店員さんが、「このあと貸切の予約が入っているので…」と告げると、井上さんは、「それじゃ~、場所を変えて、もう少しお話ししましょうか」 と言ってくださった。
Yuさんは、「これはスゴイことだ!」 と言って妙にはしゃいでいる。
私はただ単に、「LUCKY~♪」 って!  大きくて柔らかな優しさに包まれた感じがした。

でも、席を立ち上がった時に井上さんが言われた一言・・・・・ 
「今までの話しは、全部ウソだから!」
と・・・・・  笑顔で言われたその言葉に、私は何がなんだか訳がわからなくなった?????

そして、カフェバーを出る時に井上さんが付け加えられた最後の一言・・・・・ 
それが、私の小さな心をはみ出して、 大きく 大きく 広がっていった…

「なっちゃんのお母さんは、阿弥陀さまの命(めい)により生まれられ、そして阿弥陀さまの命(めい)によって亡くなられた…、  お母さんは、帰って逝かれたんだよ・・・・・」

と・・・・・・・
この言葉がどんな意味を持つのか・・・、 こんな私にでもほんの少しはわかる・・・。

誰のため?    何もかもがこの私一人のため・・・・・
何のため?    私、こんなにも愛されている…、  私、こんなにも願われている…。 

井上さんから発せられた紫雲のようなものが、私の中に流れ込んで来るような錯覚を覚えた・・・・・

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