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大阪城 (石山本願寺) [Travel]

大阪旅二日目の朝、真冬の清々しい空のもと、大阪城へと向かった。
昨日よりも風が弱まったおかけで、今日は寒いなりにもお散歩日和(^^)v

大阪城公園駅から寝屋川沿いを歩いて青屋門へと向かう途中に桜の花を見つけた。
この桜、‘十月桜’という名の四季桜だ。 
その根元にはタンポポの花まで咲いて、何だか春先の小路を散歩しているみたいで楽しい~(*^^*)

大阪城に訪れるのは三回目かな? 
若かりし日は、ナンパなどをされて嫌な思いもしたけれど、今となればそれも懐かしい~な~f(^_^)
この歳になってしまったら、もぉ~誰も声なんてかけてはくれない?・・・ などと極楽橋の上からキラキラと朝日に照らされた内濠の水面を眺めながら、一人想い出にひたっていたところに、背後からそっと忍び寄る人の気配…!
「今日は一段と寒いですね~」 と声をかけられて振り向くと、そこには60歳台前半のおじさんがニコニコとしながら立っていた。
「そうね。 でも、風がないからいいわ!」 なんて言葉を返したものだから、この後天気予報の話から徐々にエスカレートして、「一人旅ですか?」などの会話が始まってしまった・・・(^.^ゞ。

そして、このおじさん、それは それは 親切な方で、こちらが頼んでもいないのにくっついてきてアレコレと観光ガイドをし始める。 f(^_^;
そりゃ~ね、何も知らないままに、ただ一人でトポトポと歩いているよりは、いろいろと教えてもらえてるっていうはありがたいけど・・・、
でも 私、正直言って、大阪城そのものには、まるで興味が無いのよね~ (^-^;)
だから、ちょっと退屈しながらもおじさんの話に付き合って、適当に相づちを打ちながらおじさんと一緒に歩く。
ただLUCKYだったのは、このおじさん、大阪城の歴史や周辺地理に詳しいだけじゃなくって、首から一眼レフのカメラをかけている通りに、お城の撮影ポインについてもかなり詳しい。
「いい所に連れて行ってあげる」、「秘密の場所を教えてあげる」、な~んて言う危険極まりない台詞を平気で連呼できちゃうこのおじさんって・・・、一体何者?(;^-^)ゞ

3463970そして、おじさんお奨めの撮影ポイントで私が一番気に入ったのは、日本庭園の池越しに見る天守閣。
無風の日には、この池の水面に天守閣が鏡のように映って、とっても美しく不思議な写真が出来るんだって、おじさん、自分の撮った写真を何枚も見せてくれたけど、ホントにきれいだった。
残念ながら今日は無風とはいかないけど、出来た写真はこんな感じ (*^-^*)→

3463971この後、おじさんとはバイバイして、公園内のお食事処で遅めの朝食に「あんかけうどん」なるものをいただいた。 うん(^^)v けっこういけてる! 美味しかったよ!!
お腹も落ち着き一人旅に戻ったところで、今回大阪城に訪れた最大の目的の場所を目指して歩き始める。

先のBLOGでも記した通り、豊臣秀吉がこの地に大阪城を建てる前、ここには蓮如上人が建てられた石山本願寺があった。
「ここにあった」ということが、一部出土品からわかっているだけで、寺としての実態は、ほとんどが未解明のままである。
なぜならば、ここ大阪城が国の特別史跡に指定されているが故に発掘調査ができないのだそうだ。
蓮如さまが御法の発信地として築かれた石山本願寺が、一人の人間の私利私欲の為に潰された だなんて・・・、 なんだか、考えさせられちゃうなぁ~

3458063桜門から出て右手 「多聞櫓」に向かって歩いて行った道の左手脇に、「石山本願寺推定地」と刻まれた小さな石碑がある。 それだけである。

もう一ヶ所、ここから東に戻って梅林の方へと向かうと、そこには蓮如さまの「六字名号の碑」がある。
そしてその裏手には、どんな意味があるのかわからないけど、「蓮如上人袈裟懸の松」とされる木の根っこが大事そうに囲われている。

今回、大阪城を訪問したのは、何となく昔が見たかったから・・・。 あくまで想像のみの世界だけどね!
でも、町全体が御法に溢れているってどんなんだろう~
毎日御説法を聞いて、家族とも、友達とも、ご近所さんとも、また道行く人とも法を語り合えるってどんな世界なんだろうな~ って思い描いていたら、みんな笑っている情景が脳裏に浮かんだ・・・・・
自分の内を見たならば、ドロドロの真っ黒けだけど、 でも、ひとたび御法を仰げば…!ってところで、 「所詮は今生ごと!」、 「わしら凡夫のやることは…」、 「仏さんのお心は~」、 な~んて、笑いながら‘南無阿弥陀仏’を口に称える人たちの笑顔が浮かんできた。

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