SSブログ

不思議であって 不思議でない ② [法座・座談]

二次会の居酒屋を出て、一人帰宅の途に着くYuさんのお見送りにみんなで京都駅までそぞろ歩き。
ここで誰が言い出したのか? 「次はカラオケに行こ~♪」という話しになり、改札口でYuさんを見送った後は、駅近くのカラオケBOXにて三次会の幕開け!   それにしても、すごかったぁ…σ(^_^;)
それなりに頑張らなきゃ~、とてもお姉様方には着いて行けず…、 イヤイヤ、頑張っても 頑張っても とても とても 追いつかず…、 God Sister’s の パワーに、ただ ただ 圧倒されるばかりであった(^.^ゞ
一番の ヒット ソング は、「天才バカボンの主題歌」。 まだ、瞼と耳に残っている感じ…(^^)v
カラオケは2時間の予定を30分延長して最後の客となり、HOTELの門限ギリギリに帰る。

その帰り道…、 私は、みんなの優しさに、自分で自分を責めていた・・・・・

HOTELに着いて、シャワーから出てくると、既に四次会が始まっていた…(^^;)、
でも、みなさんもさすがにお疲れのご様子。 MRさんはいつもの感じでス~ッと眠りの世界に入られ、しばらくしゃべり続けていたNOさんはパタンッとMRさんの足元に倒れ掛かったと同時に寝息をたてられ、私とYSさんの二人きりになった。

YSさんとS先生の御法話を振り返りながら ポツリ ポツリと話し始めるうちに、いつの間にか私は自分のことを語っていた。 
Yuさんからも、YSさんからも、「もっと自分を出して!」って言われ続けていたけど、T.P.Oを図りながらアレコレと計らっていた時には全然出せないでいた言葉たちが、ポロリと何かの拍子に計らいの留め具がはずれた瞬間、自然に口から滑り出していた。
そして、そんな流れのゆりかごに、ただゆったりと乗っかっているような感じだった。
それでも私は私を離れきれないし…、 自分の思いにドップリと身を沈めたまま…

この夜、何をどんな風にお話ししたのか、ほとんど覚えていない・・・・・
「私は私を許せない!」 そんなことを何度も口走っていたように思う… そんな私にYSさんが言った、

「ごめんね、 なっちゃんごめんね、 私に力がないばっかりになっちゃんを助けてあげられなくて ごめんね、 ごめんね、 なっちゃんごめんね・・・・・」

それは・・・・・・ 阿弥陀さまの言葉にしか聞えなかった。 
この私が、阿弥陀様を謝らせているんだ…、 この私が阿弥陀様を泣かせてるんだ…、 ずっとずっと、ずっとずっと 待たせている張本人は、この私なんだ!って!!
私は、ただ わんわんと泣くことしか出来なくて… 
そして出たがっているお念仏を喉元で止めていたら、YSさんがおっしゃった、
「‘念仏もうさんとおもいたつこころのおこるとき、 すなわち摂取不捨の利益にあずけしめたまうなり’ だよ。
誰かに聞かすためのお念仏じゃないんだから、そんなところにこだわっていなくてもいいよ…」 って。

私の泣き声でMRさんを起こしてしまったみたい…
それからしばらくはMRさんが いっぱい いっぱい お話しして下さったのに、私、何も覚えていない…
私は何もわからない…  私はチッとも変わらない…  私は私を許せない…
「そんなこと、わかっているよ!  そんなことは、要求してないよ!」 そんな声がフッと心に届いた時、私、YSさんにしがみ付きながら小さな声で、「南無阿弥陀仏」と称えてた…

お布団に入ったのは朝の4時を過ぎていた。 
しばらくは、「またみんなに迷惑をかけちゃった…」 と 自分を責めて眠れなかったけど、いつの間にか深い眠りに落ちていた…

朝、誰ともなしに起き出したのは6時半を少し回った頃。 みんな睡眠不足…  「ごめんなさい…」
YSさんたちは昼前の飛行機で帰宅するため8時頃にHOTELを発たれた。
そして、部屋に残ったMRさんとYSさんがうたた寝をしている間、私は一人、騒がしい自身の心の流れをただボンヤリと見つめていた。
「不思議であって、不思議ではない…」 すごいよ… こんな私でも感じるんですもの…
いろんなものが出てくる…、 有り難いもの、有り難くないものも…、 何が正しくて、何が間違っているのか…、
そんなもの、分ける必要ないじゃん! これが全部私なんだから って思った・・・・・
ただ、仏さまを感じている…  ぼんやりと、ゆらりゆらりと、自分の思いの底の方で感じてる…

10時少し前にHOTELを出て、MRさんお薦めの小洒落たお店で、少し遅めのモーニングをいただく。
MRさんもNOさんも疲れているだろうに、京都に残った私の為に時間を費やしてくれるのが心苦しくもあり、有り難くもあり…。

この後は京都観光! 最初に向かったのは、浄土真宗興正寺派の本山。 実は初めの訪問。
この後、龍谷大学の大宮キャンパスを散策してから学食にて おやつ & おしゃべり タイム。
そして、西本願寺では平成の大修復を終えた御影堂をこちらも初参拝し、東本願寺に向かう頃には既に薄暗くなっていた。

夕食はMRさんお薦めのラーメン屋さんでラーメンと餃子をいただく。 メチャ美味しかった~ぁ!!

京都駅まで送っていただき、観光客でごった返した通路に立った時、私一人だけ別の生き物のように思えた。
名付けるなら、‘孤独の我執虫’  見るもおぞましい 害虫でしかない・・・・・
自ら冷たい暗闇の世界に潜り込みながら、暖かい光の世界を求めてる… やってることが滅茶苦茶…
やっぱり不思議だよ…  こんな私に心をかけてくださる方々がいるなんて…
「ありがとう」 「ごめんなさい」 の気持ちが、雨の音にかき消され夜の京都の街に消えてゆく。
そして、何気なく称えた 小さな 小さな お念仏を聞いた時、「不思議じゃないでしょ」 って言われたような気がした。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:blog

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。