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2009夏 一人旅・回想録 6 ( 上野駅 → 宇都宮駅 ) [Travel]

列車内は予想に反してかなり空いていた。 と言っても乗客数が少ないというわけではなく、JR東日本・熱海からこちらは、普通(鈍行)列車でも15両編成で運行されていて新幹線並みに長いので乗客は分散され、平日の日中は夏休み中といえどもこんな感じなのだろう。
今朝、名古屋を出てからず~っとシートの確保が出来ていて非常にLUCKYなのだが、そろそろおしりもお疲れだ。

上野駅を出てすぐ、尾久車両センターにて停車中の「寝台特急・カシオペア」を発見! 
い~な~ぁ、 乗ってみたいな~ぁ、 先端にあるカシオペア展望スイートに・・・!!

都心部ではビルばかりの風景に少し退屈をしていたが、都心から離れるにつれ車窓からの風景も様々に変化があって案外楽しめた。
天候は相変わらずの曇り空だし、体調も上々とは言い難いが、精神的にはかなり安定している。
ただ…、 何か定まったもののない不安定さを、自分自身、誤魔化すことができずにいた…。
私は、逃げているのだろうか・・・・・
新しいものを探求し、理想の未来を追求するという行為自体、過去から逃げているということになるのだろうか・・・・・

  振り返ってみれば、私はいつも探しモノをしていた・・・・・
  探しているものは何なのか・・・ 
  それすらもわからないままに・・・
  いつも、いつも、必死になって探している自分の姿を、
  なんだか、憐れとさえ思いながら・・・・・

埼玉駅を過ぎて蓮田(はすだ)という町にさしかかると、所々に蓮田があり遅咲きの蓮華が咲いていた。
寄りたい…、 途中下車して写真を撮りに行きたい…、 でもそれは無理…。 それが列車旅のツライところ。
今度は、My Car 一人旅にでも初トライをしてみようかしら…? それこそ命がけの挑戦になるわね!

宇都宮駅の少し手前で、車窓越しに葬儀風景を目にした。
生花での盛り花が一般的である東海地方ではなかなかお目にかかることの出来ない、造花による花輪(花環)が立ち並べられていたのを見て、少し懐かしさをおぼえた。
小学校4年生の秋に、父方の祖母が他界した。 
一年の内のたった一週間だけを一緒に過ごすことのできる大好きな祖母の葬儀が、私にとっては生まれて初めて体験する身内の死であり、また親しい人との永遠のお別れであった。
その祖母の葬儀に飾られていた花輪(花環)とその情景を、私は今も忘れてはいない・・・・・

宇都宮駅到着まで、あと10分ほどだ。 今日の列車旅は宇都宮が終着駅である。
初日の体力はここまでが限界…。 それに、これより先に進んでも適当な宿がみつからないのだ。

3101653宇都宮駅は、想像していたよりものんびりとした感じで都会っぽいさはなかった。
16時頃にHOTEL入りしてから、少し市内を散策しようかとも思ったが、体調と相談した結果この日はおとなしく部屋で過ごすことにした。
それに、部屋に入ってから Mail Check をしてみたら、思いがけないMailも入っていて、その返信をしていたらちょうど Dinner Time となった。

夕食は、もちろん宇都宮餃子!
3101654HOTELのフロントでいくつかお勧めのお店を聞いてMAPを片手に外に出たが、ジメジメっとした暑さに歩き回る気にもなれず、一番ポピュラーで手近だった‘宇都宮餃子館’にて、焼き餃子はもちろんのこと、蒸し餃子、揚げ餃子、スープ餃子と餃子づくしの餃子セット¥1,000をいただいた。 Good!!
地元のおじさんたちにまじってCounterで美味しくいただき、お土産用に宅配餃子の注文までしてしまった!

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