雨、だから・・・ [心]
今日、出かける前に書斎の本棚から本を抜き出す際、その端に飾ってあった写真たてを床に落としそうになって、あわててキャッチした。
ホコリまるけになった写真たて…
毎日視界に入っていたはずなのに、全然目にしていなくて、すっかり忘れ去られていたその写真…
写真に積もったホコリを掃って、久しぶりにその一枚の写真と、ちゃんと向き合う。
私と、母と、そして祖母の三人で旅行をした時に写したその写真。
写真の中の三人は、止まったままの時間の中で微笑んでいて・・・、
でも、今、動いた時間の中に存在しているのは、私一人だけ・・・・・・
四年前に母が逝き…、 二年前には祖母が逝った…。
この時…、 この写真を撮った時には、“死” なんてことなど、全然考えたこともなかった…。
ただ漠然と、そして当たり前のように、まず祖母が逝き、そして母が逝き、いつかは自分もこの世を去るのだと…、 それが筋の通った話しだとして、何の疑問も持たずにいた。
でも…、
病に倒れた母が最初に逝き、その事実に堪えかねたように祖母は自身の死を認識できぬままにこの世を去った…。
そして、次は私の番だ・・・・・
母と祖母がそうであった様に、今度は私が独りで逝かねばならない・・・・・
それがいつなのか…、どのような状態でなのか…、 それは誰にもわからないが、
ただ確かなことは、次は私なのだという事実・・・・・ これに間違いはない・・・・・・
訳もわからず涙がこぼれた…
なぜ…、なぜ仏さまは、こんなに辛い事実を私に突きつけるのか…
あぁ、涙がとまらない・・・・・
今夜の雨のように、独り、静かに泣くことしかできない・・・・・
ホコリまるけになった写真たて…
毎日視界に入っていたはずなのに、全然目にしていなくて、すっかり忘れ去られていたその写真…
写真に積もったホコリを掃って、久しぶりにその一枚の写真と、ちゃんと向き合う。
私と、母と、そして祖母の三人で旅行をした時に写したその写真。
写真の中の三人は、止まったままの時間の中で微笑んでいて・・・、
でも、今、動いた時間の中に存在しているのは、私一人だけ・・・・・・
四年前に母が逝き…、 二年前には祖母が逝った…。
この時…、 この写真を撮った時には、“死” なんてことなど、全然考えたこともなかった…。
ただ漠然と、そして当たり前のように、まず祖母が逝き、そして母が逝き、いつかは自分もこの世を去るのだと…、 それが筋の通った話しだとして、何の疑問も持たずにいた。
でも…、
病に倒れた母が最初に逝き、その事実に堪えかねたように祖母は自身の死を認識できぬままにこの世を去った…。
そして、次は私の番だ・・・・・
母と祖母がそうであった様に、今度は私が独りで逝かねばならない・・・・・
それがいつなのか…、どのような状態でなのか…、 それは誰にもわからないが、
ただ確かなことは、次は私なのだという事実・・・・・ これに間違いはない・・・・・・
訳もわからず涙がこぼれた…
なぜ…、なぜ仏さまは、こんなに辛い事実を私に突きつけるのか…
あぁ、涙がとまらない・・・・・
今夜の雨のように、独り、静かに泣くことしかできない・・・・・
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