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小さな私の大宇宙 [仏法]

今夜は風が冷たくて少し寒い…
だけど、夜風に包まれるのが好きだから、今夜もバルコニーに一人立ち、五感を全開にして風を受ける。
見上げた空に輝く星が、風にそよいで揺れているように見える。
目の錯覚・・・・・
私が、今、こうして目にしているあの星の光も、もう、はるか昔に放たれた輝きだなんて、ホント信じられないな~ぁ …
宇宙の中の、太陽系の中の、地球の中の、ほんの小さな小さな私。
でも、私にとっての自己というヤツは、‘我’ という地軸を芯にして、俺が・私がと、自画自賛の小宇宙を形成してるんだ!

先日の御法座ではKY先生が、「一」について御法話くださり、KY先生にとっての「一」とは、only one (唯一)の一大事が、「後生の一大事」であるとお話し下さった。
そしてこの後 G先生がお話くださって、G先生にとって「一」とは、「己、可愛いの心」であり、これは信前信後に関わらずに貫いていると説いてくださった。
この「己、可愛いの心」が、仏法を聞かさないようにしていて、これは信後もなくならないのだと…。
KY先生の説かれた、「後生の一大事」=「地獄一定」の前に、まず「己、可愛いの心」があるから「地獄一定」なんだと教えて下さり、「汝自身を知れ!」という教えの通りに、「自己」というものを見ずして仏法は聞けず、「己、可愛いの心」の一本軸を持っているのが私(自己)であると見せていただくことが先であると説いて下さった。

こうして、星を見上げながらも、私の心は星よりもはるか上空から星云々と大宇宙を論理的に見下して、それどころか仏さまよりも偉そうに御法だ何だとぬかしながら、「私が一番!」と自惚れた自己を可愛がって行くんだな~ぁ、これからも・・・ 
と、思いながら、今夜も夜風に包まれた。

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