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片思いの包容 [仏法]

先週末の法座の集いではいくつもの初体験があった。
まずは定員制であったこと。 少人数制であるという安心感と、半面どんな顔ぶれになるのかという不安感が同居したが、この不安感についてはそろったメンバーを見て逆に安心感へと変わった。
しかし、御法話の無い法座であること。 それ故に「受身ではない法座を!」との主旨説明があったが、それがどのようなものであるのか検討もつかずに緊張ばかりが高まっていった。

参加の数日前、前回の法座の集いを振り返られたS先生のBlogを読ませていただいたが、どのようなスタイルであるのかは要領を得ず、ただ漠然とS先生のグループに入ろうということだけは心に決めて参加した。
しかし、驚いたことにこの法座は、「自分自身がそのスタイルを作り出していく法座である」ということで、まったくの未経験者である私はど~したらよいのかまったくわからず…、
ただアタフタとしているままにグループ分けが進められ、成り行き任せの私は流されるままに一つのグループに落ち着いて、これも阿弥陀様のお導きと受け入れたもののS先生のグループには入れず、でも、私の希望の半分は満たされたグループだった。
しかし最終的にブループ分けは難航し、重たい荷物を背負わされた形でUMさんが行き場を見失ってしまわれた。
私としてはUMさんに同じグループに入って欲しいと思ったが、UMさんがそれを望んでいないことを遠まわしに聞いていたので、正直すぐには足が動かなかったが、片思いでも私の希望を伝えるとUMさんはこれを快く承知してくれて、私の希望は叶って三姉さんと共にこの法座に参加することが出来て、これは本当に嬉しかった。

初回の法座では、少しの緊張と初めて味わう安堵感の中で、アッという間に法座は終了してしまい、その後の懇親会に持ち越す形で、私はUMさんにくっついて御法を聞かせていただいた。

何を聞いていた時だったか覚えてはいない。
でも、UMさんが私の肩を抱き寄せて包み込んでくれた時、ほんの少しの緊張の後に、ものすごくあたたかい気持ちになって、UMさんが耳元で、「どんななっちゃんだって阿弥陀様はず~っと昔から、こ~やってなっちゃんを抱きしめてくれているんだよ」と囁いてくれた言葉に、涙が溢れ出して止まらなくなった…
UMさんの腕の中にいながら、阿弥陀様に包まれているみたいで・・・・・

いつも遠くに追いやっていた阿弥陀様が、本当はいつも包んでくれていたんだって感じた。
阿弥陀様は、ずっとず~っと片思いのまま私を抱きしめていてくれていたんだって感じた。

この時UMさんに心の内を聞かれたけど答えることが出来なかったのは、私の中で不安の灯火が消えることなく揺らめいていたから・・・
でも、UMさんとKYさんに、「感じることが大切なんだ」って言われて、とても安心できた。

何も考えたくなかった…、 ただ感じていたかった…、 あの包容のあたたかさを…

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