SSブログ

2009年2月9日(月) カトマンズ ( ダルバール広場 Ⅰ ) [アジア]

P.M.2:30にHotelを出発して午後の観光地、カトマンズ・ダルバール広場へと向かう。
ここカトマンドゥ盆地には、カトマンズ、パタン、バクタプルの3ヶ所に「ダルバール広場」というのがあるが、私たちが向かうのは「カトマンズ・ダルバール広場」である。

Hotelから10分ほど走ったところでバスを降りてカトマンズの新市街地を歩くと、ネパール最大の都市ということもあって、インドとは全く違ったバザールの風景にワクワクした気持ちが飛び跳ねた[るんるん]
例えば銀行。 日本では当たり前にあるものだが、こちらに来て初めて“BANK”という看板を目にした。
元銀行員の私としてはチラッと店内も見てみたいな~ぁと思ったが、銀行の入口の前には(投資の為に)50名以上の人たちが長蛇の列をなしており、とても覗けるような状態ではなかった。(^.^ゞ
大通りから中路地へ入った所には、人間だけではなく、オートバイも100台以上の大行列ならぬ整列駐車してあてあった。
そう言えば…、インド人もネパール人も所かまわずゴミを捨てる民衆なので街の中はとても汚いのだが、店の商品や乗り物、屋台など、「これって何かのゲームか?」と思うくらいにきれ~に整理・整列をさせる習性があるようだ。
2626453またインドのバザールで、果物屋が何軒も並んでいたり、同一のお菓子(たった一種類)を売っている店が横並びに十数店舗も軒を連ねているということがあったが、ここネパールでも、街角の路上(歩道)で商売をしている物売りたちは、一ところに同じ種類の商品、例えばマスク、草履、いちごなど、やはり商品別に一団体を作ってビニールシートを広げているところなどは、インドの光景と似ているな~と思った。

20分くらい新市街地をアレコレ見ながら歩いてたどり着いた先は、世界遺産にも登録されている、「カトマンズ・ダルバール広場(旧王宮広場)」である。
街の中央に位置し、囲いもなく、一般生活区域の中にある広場だが、入域料が必要となる。
しかしチケット売り場は、その広場から50mも手前の商店の一角にあるので、その存在を知らなければ出入りはFREEのよ~な気もするが・・・ [有料]料金は一人 Rs300と、チトお高め。(ビジネスホテル一泊分に相当するらしい…)

チケット売り場から右手前方にレンガと木材で建てられた重厚な旧王宮の建物が見える。
その道の両脇にある狛犬のような石像をぬけた左手に「パサンタブル広場」があって、ここでは骨董蚤の市のような露店が広場一面に商品を並べていた。
その右手一帯に建ち並ぶ寺院のある所が、「ダルバール広場(旧王宮広場)」である。
「ダルバール」とはネワール語で「宮廷」を意味し、ここはマッラ王朝時代(17~18世紀)のカトマンズ王国の中心地であり、生活、宗教、文化の集約された場所であった。

2626454ハヌマン・ドカ(旧王宮)」は17世紀に造られたもので、ネワール美術をふんだんに取り入れた美しい彫刻が細部にまで施され、ネワール建築の集大成とも評されている。
「パサンタブル広場」から見える塔は「バサンタプール・バワン」といい、外観は四重の塔だが実は9階建てであり、高さ31mのこの塔には有料で登ることもできる。(今回は無理…、だって団体行動だもん!)
また、2008年5月の王制廃止によって使われることのなくなった旧王宮の一部は、現在トリブヴァン博物館となっていて、ネパール近代化の父・トリブヴァン王の遺品が展示され見学できるようになっている。 
(もちろん有料[有料] 邦人はRs10で、外人は25倍の Rs250!  差別じゃ~)

2626455Memberは「クマリの館」前まで移動した後、簡単な説明を受けて15分間のFree Timeをもらった。
一分でも時間を無駄にしたくない私は目に付いたところから回ろうと、まず階段上の寺院を目指したが、どうやら前方を歩くS先生と同感だったようだv(^.^;)
S先生の後ろにくっついて階段を上がると、ダルバール広場が気持ちよく見渡せた。
でも、チョットしたきっかけで転がり落ちそうなくらい不安定な場所に、内心ビビル(^_^;)…

この階段上にある「マヘンドレスワール寺院(シヴァ寺院)」は、1690年・マッラ王朝時代にバクタプル王国の皇太后が建立したと伝えられるヒンドゥー教寺院である。
この「シヴァ寺院」は、シヴァ神を祀ったネパール最大のヒンドゥ教寺院である「パシュパティナート」と比較して「シアノパシュパティナート(小さなパシュパティナート)」とも呼ばれている。
9段の基壇の上に建つ3層の寺院で、屋根には、ヒンズー教と仏教の装飾が取り入れられている。
また内部には、「シヴァ・リンガ(シヴァ神の象徴である男性のアレ像)」が安置されているそうで、「パシュパティナート」はヒンドゥー教徒のみ入場可能だが、こちらは入場料さえ支払えば見学できるんだって!
寺院の前にある「シカラ(白い塔)」は、シヴァ神への信仰を表すものだそうだ。

2626456写真を撮っていたらいつの間にかS先生にまかれてしまったので、一人であちこち駆け足で回る。
次に北隣りにあった、「シヴァ・パールヴァティ寺院」に向かう。
ここは、18世紀後半にゴルカ王朝(現シャハ王朝)のバハドゥル王によって建てられたもので、寺院の前には大きな二頭の獅子の石像が並び、2階の窓からは、彩色を施された木彫りのシヴァ(破壊神)とその妃・パールバティが広場を見下ろしていた。

シヴァの頭とパールバティの肩にとまっているハトも、[ムード]夫婦かな~ぁ?

この後「パサンタブル広場」まで一旦戻って、露店の骨董品を見学!
掘り出し物を期待したが、他に客もいないし、店番の人も誰もいないので面白くなかった・・・
時間も残り少ないし、さ~ぁ、次!次!

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。